日本油脂検査協会戸谷理事長「透明性の高い運営を」
posted on : 2016.05.24
日本油脂検査協会は5月26日、東京・一ツ橋の如水会館において平成28年度第1回評議員会を開催した。評議員会議長の互選では、新たに今村隆郎氏(日清オイリオグループ社長)を選任した。
評議員会後に行われた懇親パーティーで戸谷洋一郎理事長(成蹊大学名誉教授)は、評議員会議長の交代や、熊本地震に関して同協会のJAS認定工場である肥後製油本社工場に被害があったものの事業継続可能な状態にあると報告した。また、「当協会は公益財団法人に移行した後に協会内に公平性委員会を設置している。最近メディアにおいて企業の不祥事のニュースが時々取り上げられていることは残念だ。しかし、当協会にあっては、公平性委員会において業務の公平性をしっかりとチェックされており、公益法人として透明性の高い協会運営をこれからも進めていく」と語った。
一方、同協会の当面の懸念事項となっている事務所移転については「未だ賃貸契約の締結には至っていないが、今月中に移転先との契約ができれば、具体的な移転の準備を本格的に進めていくことになる」との見通しを明らかにした。