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DHA・EPA協議会が第19回通常総会

 DHA・EPA協議会は5月18日、東京・千代田区の弘済会館において、第19回通常総会を開催した。総会では、27年度の事業及び決算報告、28年度事業計画及び収支予算などを審議し、承認された。

 総会の冒頭、マルハニチロ執行役員・化成バイオ事業部長の昌子有会長による挨拶を、マルハニチロの今村英雄幹事長が代読した。
 挨拶では、「当協議会も来年度でいよいよ20周年を迎える。DHA・EPA等、オメガ3製品が本格的に日本の市場に出回るようになったのはいつ頃のことだったか。私のうろ覚えによると1980年代の前半だったような気がする。それから四半世紀以上経ち、世間から求められる品質水準が高まってきたのにともない、精製技術の方も発展を遂げ、ほぼ右肩上がりの需給推移を示してきた」とこれまでの歩みを振り返った。
 また、「現在の食品としてのオメガ3製品の市場規模は、少し過大評価かもしれないがおよそ500億円と思っている。どこかに2015年の健康食品市場全体の規模が1兆2,000億円弱と書かれていたので、シェアは4%くらいとなる。これは決して小さくない規模だと思うが、ここにきて食品への機能性表示が可能になったことや、ますます進行されかつ拡張される学術的研究により、これからもDHA・EPAとオメガ3製品市場は拡大を期待できる有望な市場だと思う。DHA・EPA協議会は、この市場の中で引き続き学術情報の提供等を中心に業界の発展に貢献したい」と抱負を述べた。