日本石鹸洗剤工業組合は５月30日、東京・丸の内の銀行倶楽部で第57回通常総会を開催した。
　総会では、理事・幹事任期満了につき改選の件について、新理事長にフタバ化学の志水双葉代表取締役社長、新副理事長に第一石鹸の福井泉代表取締役社長、マツミ石鹸工業の平岩雅志代表取締役社長を選任した。また、12年にわたり理事長を務めた瀧山謙氏と、18年にわたり東日本支部理事長を務めた三木晴雄氏は、同組合の定款及び規約変更の上、名誉理事長、相談役に就任する。

　総会後の懇親会では、瀧山前理事長と三木前副理事長へ記念品が贈呈され、それぞれ退任の挨拶を行った。
　また、志水新理事長が挨拶に立ち、瀧山前理事長、三木前副理事長の働きの大きさに触れつつ、同組合の理事として参加していた12年間を振り返った。さらに、「今日この組合が昨年の売上を１％上回ったという資料を見せていただいたが、この組合の安定の訳はどこにあるのかということを考えた。やはり私たちの業界は、人の清潔の暮らしには欠かせない商品を提供することにひたすら取り組んできたからだと思う」と、時に艱難を乗り越えながら57年もの間続いてきた組合の伝統に思いを馳せ、今後の意気込みを力強く語った。
　続く福井新副理事長の乾杯の発声によって和やかな宴に移った。