エーゲ輸出機構が特別試食イベント
posted on : 2016.06.30
エーゲ輸出機構(EIB)は6月15日、東京・渋谷区の「東京メインダイニング」において、「Discover Turkish Food ~ミシュランシェフによるトルコ食材の夕べ~」と題した特別試食イベントを開催した。
初めに、エーゲ輸出機構のサブリ・ウンルトゥルク会長が挨拶に立ち「農業と食品は、世界中で戦略的な価値が次第に上がっているセクターだ。トルコは600億ドルに近い生産規模を誇り、欧州では最大、世界で7番目に大きい生産者となる」と、トルコやエーゲ地方で盛んな農産品に関して説明した。
また、わが国に関しては、「日本は農業に適した土地が十分でないため、世界で最も多く食料を輸入している国の一つだ。しかし、トルコは1兆ドルに近い輸入規模の日本市場にはいない。2国間の距離が物流的な問題や、競争があるとしても、2つの友好国がこれらの不利な状況を乗り越えていく意思を共有できると心から信じている。昨年11月、両国の首脳が一堂に会した。安倍首相はその会議で、日本は次第に、自動車、機械以外の分野においてもトルコで投資を行い、日本企業がトルコ、中東、アフリカに進出するための入り口とみている、と話した。我われは、農業と食品セクターも、トルコと日本の民間セクターにとって1つの共同作業の場、可能性を秘めた重要な分野だと考えている」と今後の貿易関係における展望を示した。
ミシュランシェフ「鈴なり」の村田明彦オーナーシェフによる調理デモと試食では、村田シェフが調理のポイントや食材などを解説しながら実演し、ブルグル、ドライトマト、ヘーゼルナッツなどのトルコ食材を用いた5品を振る舞った。