• 団体

日工組が通常総会を開催

 日本石鹸洗剤工業組合は5月30日、東京・日本橋茅場町の東京証券会館で第58回通常総会を開催した。総会の冒頭挨拶で志水双葉理事長は、日銀の景気判断が9年ぶりに拡大と表現されたことを受け、「確かに当組合にとっても生産量と売上金額は回復基調が認められるような状態だった。また、原料・資材の価格においても安定した穏やかな一年だったと感じられるが、拡大とは素直に受け入れられない見通しの不安定さがまだ続いているのではないかと思っている。物価の上昇も弱々しい状態で、業界の中にもまだ価格競争が続いているとの声も聞こえる。また、人手不足が深刻で、なかなか緩和される状態にない中で、最低賃金も(時給)1,000円以上が目指されている」と述べた上で、「解決しなければならない問題が色々ある中で、当組合の使命は、清潔な生活のための製品作り、環境に配慮した安心して使ってもらえる製品を作り続けていくとともに、業界の発展を目指して、組合員一同、力を合わせて組合活動に邁進していかなければならない」と語った。