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東京油問屋市場が第118回起業祭を開催
「変わる意思を持って改革を」と金田理事長

 東京油問屋市場は3月23日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで第118回起業祭を開催した。同市場営業人や賛助会員、関係団体等から多数が出席し、盛大に起業祭を祝った。
 第1部の式典・立会いでは、はじめに金田康男理事長が式辞を朗読し、続いて金田雅律建値委員長をコンダクターに3月後半の建値立会いを行った。金田委員長は「カナダナタネも相変わらず高く、米国の大豆は豊作だが南米は天候不良。中国は米国と貿易戦争と言いながら、やはり米国大豆が良いということで米国から買っているのでなかなか相場が下がらない。国内でも流通コスト等が上がってきており、大変厳しい状況になっている。その中で、われわれとしてもコストを転嫁できる商売にしていかなければいけないと考えており、それには相場をしっかりとしたものにしなければいけない」と述べ、「メーカーと手を取り合って、しっかりとした商売をしていかなければ生き残っていけないと思っている。改めて協力をお願いしたい」と挨拶した。なお、建値は全品同事となった。
 第2部では懇親パーティが開かれ、金田理事長が開演挨拶し、「政治を見ると世界的に風雲急を告げている感じがするが、経済は建値立会いも今回すべて同事ということで、適温経済あるいは適温相場が続いていると思う。ただ、このままで本当にわれわれ業界は良いのだろうか。適温の中にいると、いつの間にか衰退していく恐れもある。だから、特にこのようなときは自分自身が変わっていく意思を持たないと、どんどんマンネリの世界に入る怖さもある。東京油問屋市場もこのような時代だからこそ、色々と改革を進めていかなければならないと理事長として思っている」と語った。