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アメリカ穀物協会がトウモロコシの作付け状況を報告

アメリカ穀物協会は5月29日、日本、中国、台湾、韓国を対象としたウェブセミナー「米国産トウモロコシ ウェビナー」を開催した。
 ウェビナーではまず、アメリカ穀物協会のライアン・ルグラン理事長兼CEOの挨拶があり、その後、各地域の生産者から現在の作付け状況が述べられた。現在、米国では昨年のペースを約32%上回るスピードでトウモロコシの作付けが進んでおり、発芽についても36%程度早くなっているという。ネブラスカ・トウモロコシ協会理事のジョン・グリア氏は「昨年は異常な降水量に阻まれて作付けが進まず苦労したが、今年はほどよい雨量で順調に作付けが進んでいる。新型コロナウイルスの感染が広がる中、必要な資材が確保できるかが懸念されたが、サプライヤーの方々の協力によって農薬、肥料、種子を作付けまでに無事揃えることができた」と語った。サウスダコタ・トウモロコシ生産者団体理事のトラヴィス・ストラッサー氏は「トウモロコシの作付けは9割方完了している。今春の土壌は大変良好。トウモロコシは現状、10%ほど発芽している。日差しもあり、生育に適した天候になるとの予報だ。州全体でいうと、サウスダコタではトウモロコシの作付けは50%程度終了している」と、平年以上の順調な作付け状況を報告した。