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「2011ジャパンケーキショー東京」に加工油脂メーカーが出展

 「2011ジャパンケーキショー東京」(主催:日本洋菓子協会連合会、東京都洋菓子協会)が10月11~13日、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された。
 会場では、コンテストの受賞作品が展示やトップパティシエによる実技コンテストが行われた。また、展示フロアでは、不二製油、カネカ、ミヨシ油脂、日新化工ら加工油脂メーカーのほか、日清オイリオグループの大東カカオが出展し、製菓向けの注力商品を紹介した。
 不二製油は、新製品の「クレマ・デ・マスカルポーネ」のほか、「フロア・デ・カカオ」シリーズの新製品「チャンジュール」を展示した。「クレマ・デ・マスカルポーネ」は、同社独自の発酵技術によってできた新たな本格マスカルポーネチーズ素材。ティラミスのほか、ムースや洋菓子全般に使用できる。「チャンジュール」はインドネシアのジャワ島産のカカオを使用し、指定農園による厳格な管理による、南国のドライフルーツ用な味わいが特長。
 カネカは、新製品のブレンド用ホイップクリーム「ラ・シェンテBL」やマーガリン「ノブァマーガリンコンセブールガトー」などを来場者にアピールした。「ラ・シェンテBL」は、純植タイプのクリームで、同社独自のAsp製法により、乳本来のフレッシュな風味をそのまま閉じ込めた。純生クリームと好みの比率でブレンドできる(単独での使用も可能)。「ノブァマーガリンコンセブールガトー」は、バター代替向けのマーガリン。無添加で、自然なバター風味が特長だ。
 ミヨシ油脂は、主力商品の「パンテオンセレクト」シリーズや焦がしバター風味の練り込み用マーガリン「フレメン」や洋菓子用呈味ソース「レジェンドソース」などを紹介した。「パンテオンセレクトCP」(乳脂肪62%)は、バター不足の影響で、非常に引き合いが多く、採用実績も増えているという。
 日新化工や大東カカオは、それぞれ製菓用チョコレートを出品し、来場者の注目を集めていた。