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J‐オイルミルズの第3四半期業績は増収増益に

 J‐オイルミルズは2月8日、東京本社の会議室で「平成24年3月期第3四半期決算説明会」を開催した。
 同社の第3四半期決算は、売上高1,398億5,200万円(前年比7.9%増)、営業利益41億1,400万円(同20.9%増)、経常利益41億400万円(同
19.2%増)、純利益23億8,500万円(同40.4%増)と、増収増益となった。
 しかしながら、最近の業績動向などを踏まえて、昨年11月に発表した通期連結業績の下方修正を発表した。修正後の業績は、売上高が80億減の1,820億円、営業利益は20億減の53億円、経常利益は10億減の52億円、純利益は10億減の29億円としている。
 記者会見の中で、松居伸一取締役兼専務執行役員は、10~12月に斗缶で200円の引き上げに向けて努力したものの、デフレの市場環境や業務用の需要不振、業界全体で在庫の問題もあり、逆に製品価格が100円下がったことを報告した。
 松居専務は、新年度に向けて収益を高めていくため、2月、3月の期間内に積み残しの200円、値下げ分の100円、合計300円の価格引き上げに取り組む意向を明らかにした。また、家庭用では新発売する300gの少量タイプの食用油やオリーブ油、ゴマ油、業務用では『「美味得徳」綿実油ブレンドオイル16.5kg缶』などの特徴的な商品の拡販も価格是正と合わせて取り組み、収益を確保していく考えを示した。