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全日本菓子協会が第27回通常総会を開催

 全日本菓子協会は6月11日、東京・港区の世界貿易センタービルで第27会通常総会を開催した。会員団体および会員企業の役員移動にともない、新副会長に松島邦保氏(全国ビスケット協会新会長・三立製菓会長)、伊藤秀二氏(カルビー社長)が選任された。
 総会後の懇親会の冒頭、森永剛太会長は「20世紀は血の世紀といわれたが、文明が発達した時代で、ベルリンの壁崩壊あたりからグローバル化という言葉が出てきて、良い面もあるが、より複雑で大変な時代になった。世界がひとつの土俵になっており、何か問題が発生した場合、全部世界に影響する。グローバル化というダイナミズムのもとで非常に難しい、読みにくい時代だ。菓子業界も今後さらに荒波がくるかもしれないが、それを乗り切って力強く発展していきたい」と語った。
 また、「日本のみならず世界が不透明でストレスが溜まる時代には、お菓子はおいしいだけでなく、楽しい、笑顔を与えるという意味で、必要性が高まり、より脚光を浴びるのではないか。今後もっと伸びるチャンスがあるのではないかと思う。誇りと自信と使命感をもって、業界を発展させたい」と意欲を示した。