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全油販連が第62回定時総会を開催

 全国油脂販売業者連合会は10月16日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで第62回定時総会を開催した。総会後の第2部講演会では気象予報士の森朗氏が「最新のお天気事情」をテーマに講演、第3部講話では農水省食料産業局食品製造課の大友健裕食品第1班油脂類係長が「食をめぐる情勢等について」、TPP交渉の合意内容等を交えて紹介した。
 その後、懇親パーティに移り、金田雅律会長が「安倍改造内閣がスタートして新しい三本の矢ということが言われ、まだ具体的な話はわからないが、経済対策をしっかり行ってもらいたい。月例経済報告でも一部弱い部分が見えるが、弱いところは個人消費だろうと思うし、油脂もそういう方に入って閉まっている気がしている。何とか良い形で消費が増えて、商売も繁盛するようにしたい。TPPについても油の関税が6年でゼロになるというようなことで、メーカーも大変だろうが、販売業者としても国内メーカーと一体となっており、海外から製品がゼロ関税で入ってくることになると、従来の販売ルートで商売や仕入れができるのかという心配もある。会員、メーカーと相談しながらやっていきたい」と語った。また、油の商売については「米国大豆の相場も少しこのところ値が戻ってきているので、気を緩めずにしっかりとした商売をしなければならない。製品を丁寧に説明して商売をする、そしてそこに利幅を頂く商売をしていかないと成り立たないか」と挨拶した。